現代の社長にはサバイバルスキルが必須

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目次]
社長に求められるサバイバル精神
人の脳をコントロールするもの
セロトニンを増やして『覚醒』しませんか


社長に求められるサバイバル精神

あなたのご家族と会社の社員、お客様や取引き先、そしてあなたご自身のため、次のことは常に自覚されておいたほうがよいのではないでしょうか。

『無理をし過ぎれば、いとも容易く人は病に倒れてしまう。』


記事の書き出しから、少々マイナスイメージ的なメッセージの発信になってしまいました。でも、もしあなたが気持ちと身体の
バランスが微妙に崩れる40代以降の年齢であるなら、時々は上の文章を思い浮かべていただきたいと思います。何故なら、社長が事業の最前線から退いてしまうことで、自社の整理というとんでない事態に陥ってしまうかもしれないからです。勿論、事業規模と事業形態にもよりますが。

仮に、このような厳しい状況が迫ったとしても、後を完璧に仕切ってくれる後継者が育っているのであれば問題はないでしょう。しかし、そうした人材がいない場合ではリスクは事前に摘み取っておくのが無難です。


あまり認識したくないデータかもしれませんが、例えば40代の死因データは以下の通りです。

40~44歳
1位 自殺
2位 癌 
3位 心疾患

45~49歳
1位 癌
2位 心疾患
3位 自殺

●参照データ
厚生労働省統計(令和元年)
第2章 人口動態:性・年齢階級別にみた死因順位(第5位まで)


自殺まで考える状況は非常に稀なことです。しかし、仕事や家庭内の問題などが運悪く一挙に浮上する事態となれば、ノイローゼ
一歩手前に陥ってしまう可能性を経営者の誰もが持っています。そして、精神的なダメージを受け続けることが常態となったとき、注意すべきは予期しなかった病がその牙を剥いて襲いかかろうとすることです。

このような最悪の状況を避けるため、常に心身の健康を正常に保つ「強い心」が経営者には求められます。

自身でのケアーが難しいメンタル面には、とりわけ細心の気配りが必要でしょう。己を蝕むあらゆる出来事から身を守る「サバイバル意識」を身に着け実践していくことです。そうすれば、世の中から恐いものはかなり少なくなります。

 

人の脳をコントロールするもの
脳はある臓器によりコントロールを受けていますが、あなたはご存知でしたでしょうか。私達の脳をコントロールする臓器とは「腸」なのです。

不安やプレッシャーなどのストレスを脳が感じてそれが腸に伝わり、腹痛や下痢を引き起こします。このように、脳と腸は自律神経を通じてダイレクトに繋がっています。

新たな職場環境になかなか馴染めず、出勤直後にお腹が痛くなりトイレに駆け込むことが何日も続いた経験が私にもあります。要は慣れるまでのことで、しばらくすればこのような予期せぬ事態は影を潜めてくれます。でも、経営者という立場であればストレスに晒されることが常態化することも多いので、この場合には何らかの対策が必要です。


では、どうするか・・・・・・

逆手を取って腸内環境をよくする方向にフォーカスすれば、情緒もそれにつれて安定を保つことができます。幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを脳内に増やせばいいのです。神経伝達物質のセロトニンは、精神をリラックスさせてくれる働きを担っています。

 

セロトニンを増やして『覚醒』しませんか
セロトニンは腸内で作られます。但し、そのほとんどは腸管で代謝されてしまい、余ったセロトニンも肝臓に運ばれ壊されてしまうのです。しかも、腸内に於いて作られるセロトニンは脳に取り込むことができません。「血液脳関門」を通過できないからです。

セロトニンは脳内で合成されなければなりません。その材料となるのがトリプトファンですが、トリプトファンは人体内では生成できず食べ物から摂取する必要があります。但し、トリプトファンは採り過ぎれば肝硬変を招く可能性があるとのことです。


トリプトファンを含む食べ物として、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、さらに卵、牛肉、豚肉、鶏肉、魚肉、貝類などの
蛋白質を含む食べ物が挙げられます。

穀物や野菜では大豆食品にも含まれています。バナナとかマンゴ等のフルーツもOKです。もっと詳しく知りたいのであれば、「トリプトファンを含む食品」とキーワード検索をかけてみてください。豊富に情報が載ったサイトが見つかります。

また、セロトニンの生成にはトリプトファン以外にも「鉄分」や「ビタミンB6」が必要です。他に、太陽の光を浴びることもお勧めです。これでセロトニンの生成量が増えるでしょう。

 

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