金運を左右する家の秘密

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巨大豪邸に住まう人の運勢は
戦国時代の「城」は日本を象徴する建物
城の「天守閣」に住んだとしたら
極まれば転ず

 

巨大豪邸に住まう人の運勢は
事業家や資産家の方が所有するお城と見紛ばかりの素晴らしい豪邸であっても、時々ですが売りに出されることがあります。今現在私が住んでいるこの辺りでも、家が解体されるそんな光景を何度か見ました。

私の家はそんな豪邸とは違い、ごく普通の木造家屋です。


自宅を手放す場合、他者への譲渡資金をさらに大きな家を建てるための原資にするようなこともあるでしょう
が、案外稀だと思います。仮に家の持ち主が事業家であったなら、ご自身のビジネスが上手くいかなくなって売りに出すケースが圧倒的に多いはずです。

そういう事例を聞いたり実際に見たりしても、自分のことじゃなくてよかったと何故かホッとする気持ちが生じることもあります。

『人ごとだからと案外冷たい人ですね、中本さんは・・・・・・』と、あなたになじられるのを覚悟で書きました。(汗)


家への思い入れは人それぞれのはずです。雨風をしのげて生活に不便がなければ、少々小さな家でもかまわないと
考える人は沢山いると思います。しかし、見栄えのする立派な家に憧れる人も多いのではないでしょうか。豪邸の写真を見ては、『こんな家に住むぞ!』などと自分を鼓舞していた時期が私にもありました。


事業が下降線をたどる要因についてです。そのうちのひとつ、少々スピリチュアルな分野になりますが、住人の運気が住まう家によって
押し潰されたり削がれてしまったりするケースがあります。

世間に名前や顔が知られるほど事業に成功すれば、自分の名声と釣り合いがとれるくらいの住まいにしたいという考えが生じるのは自然だと思います。しかし、何にしてもやり過ぎは良くありません。

立派な家にしようと思うからでしょうが、あまりにも大き過ぎる家を建ててしまった場合、凶の運気を招くことになります。もちろんそれは、あくまで凶運を招く要因のひとつに数えられるということです。このこと以外にも、何かしら事業不振の原因はあるはずです。

 

戦国時代の「城」は日本を象徴する建物
新しく家を建てるときであれば、入居する家人の誰がどの部屋を使うかを考慮して建屋の設計をするわけです。ですから、いくらだだっ広い豪邸といえども、最初は家の空間が適度に人で埋っているのが普通だと思います。

そして時は流れ、現在は住人の数が非常に少ないという状況となります。なので使う部屋も減っており、家の中の空間が大幅に増える結果となっているはずです。こうした家の空間が大きくなるという現象に、居住している人は影響を受けます。強かった運気が徐々に削がれていくことに繋がるのです。


時代が少し遡りますが、戦国末期に建てらるようになった城の「天守閣」は、日本を象徴する建築物と考えて間違いありません。

日本に残っているどの城も、威風堂々としたその姿を仰ぎ見た多くの人が感動するでしょう。そして、大名の個性が顕れることで質実剛健な気風が造りに反映されていたり、中には優美さを感じる城もあります。ただ、天守閣は普段人が住むところではありませんでした。

 

城の「天守閣」に住んだとしたら
今でも現存する当時の城の天守閣に入ると、そこの空間から、緊迫感とでも表現できる何か張りつめた気配を感じるのは私だけでしょうか

天守閣(正しくは天守)は、戦が始まれば城主や上級家臣が戦闘のための作戦本部として籠る建物でした。なので、皆が命を捨てる覚悟だったであろうことは想像できます。


戦国時代、平時の城主の住まいは本丸や二の丸あたりに建てた館でした。三の丸に建てるケースもあったようです。

二の丸や三の丸の建屋にしても、屋内は普通の 広さではなかったでしょう。人が住むには空間が大き過ぎたのです。常に命がけという戦国時代を考慮しても、そこに住まっていた人々で 生涯幸せを謳歌できた人がどれほどいたでしょうかね。大名ご本人以 外の人々も含めて・・・・・・


このように、居住空間への配慮は人生を楽しく幸せに送るため最大限の注意を払うことが必要とされるテーマなのです。

幸い私の場合、『豪邸に住むぞ!』という気持ちが10年くらい前に変わっていて、今では自分にとって快適な家であれば外見、中身ともに全く普通の家で十分という心情となっています。ですので、広すぎる空間に押し潰され運気を削がれる心配は無用と、 有難い状況に安心していられるのです。

 

極まれば転ず
「陰が極まれば陽に転ず」という諺があります。勿論、その逆もありますね。

豪邸を建てるということは、極まった栄華を対外的に証明するいちばん分かり易い方法です。上場企業であれば、私たち一般の人にもその企業の業績が把握できますが、そうでない中小企業の中身はなかなか分からないものです。ですから、どうしてもプライベートの部分で主張したくなるのでしょうか。

家を建てるというのは完全に個人的な行為です。しかし、あまりにも立派な邸宅は目立つ故、当然人の目に触れ易いわけです。すると嫉妬や妬みの思いが集中します。

人の思念は一種のエネルギーです。特に嫉妬や妬み、恨みなどのマイナスエネルギーはパワーが余計に強いということもあるので、沢山集まると強烈な陰のパワーに転化します。


住人に対して家が広すぎると思ったなら、減築という方法を考えてみてもいいと思います。ただ、木造ならそうでもないでしょうが、
鉄筋コンクリ ート造りの豪邸を減築するのは、心情的にもなかなかできることではありません。そのまま住み続けてしまう方が大半ではないでしょうか。

住んでいる人の運気低下は、こういうところからも始まっていくと考えていいでしょうね。

 

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